不動産売却をしようと思って不動産会社の査定を受けてみると、意外にも高額査定で驚くこともあると思いますが、査定価格が高かったからと言って、その価格で売却できるわけではありません。高額査定の価格で売却するためには色々なコツが必要だと言うことを知っておく必要があるでしょう。
まず、不動産会社にすべて任せないことが重要です。査定価格は不動産会社が提示してくれるわけですが、根拠もなく高い価格が提示されている可能性は否定できないでしょう。ですから、売却しようと思っている人も必ず別の情報源で相場を把握しなければなりません。そして、提示された査定価格が市場価格とあまりにも乖離していないかどうかを判断することが必要です。
次に、目的を明確にすることも必要です。価格が高いからと言っても、売却が完了するまでに5年も10年もかけていられない場合もあるでしょう。価格だけにとらわれずに、全体的な目的を把握して、その目的に合った不動産売却ができているのかどうかを把握することが必要です。目的がなければ、成功したのかどうかを判断することはできません。どのような目的で不動産売却を考えたのかを忘れずに勧めていくことが必要です。

不動産物件を売却する場合、仲介と(直接)買取の2種類があります。これは、居住用の物件であっても、投資用の物件であっても変わりはありません。どちらも高く売るためには一工夫、二工夫が必要です。どちらかといえば、投資用の物件の方がより高く売るためには頭を使います。少なくとも、その物件が投資用である以上は、稼働率収支バランスは必須で資料化しておくべきです。また、それ以外の投資価値をきちんとプレゼンしましょう。あくまで居住用ではないので物件のよさをアピールするよりも、投資という観点に沿ってプレゼンを進めるべきです。